「ロックスター」中邑真輔(37)が、ランディ・オートン(37)との豪華コンビで臨んだタッグ戦に惜敗した。

 ダニエル・ブライアンGM(36)の裁定で、8日(同9日)にPPV大会「ヘル・イン・ア・セル」のメーン勝利で勢いづくケビン・オーエンズ(33)とサミ・ゼイン(33)のタッグコンビと激突。オートンがゼインに仕留められた。

 序盤で中邑はゼインと互角の攻防を展開。オートンがゼインにパワースラムを決め、さらにエレベイテッドDDTを狙った。ところが、場外で中邑を襲撃したオーエンズのリングインをレフェリーが阻止。その死角を突かれ、オートンがゼインのローブローを受け、そのままヘルーバキックも浴びて3カウントを奪われた。

 一方、中邑が挑んできたWWEヘビー級王者ジンダー・マハル(31)は「中邑やオートンを倒し、スマックダウンには倒す価値がある敵がいない」と豪語。ロウを主戦場とするWWEユニバーサル王者ブロック・レスナー(40)と11月19日のPPV大会サバイバー・シリーズでの対戦を要求した。するとリングに入ってきた前US王者のAJスタイルズ(40)に対戦要求を受けるなど、WWE王座戦線が一気に混沌(こんとん)としてきた。