トリプル世界戦の前日計量が21日に都内で行われ、WBA世界ミドル級王者アッサン・エンダム(33=フランス)は、挑戦者の同級1位村田諒太(31=帝拳)とともに1回でパスした。

 エンダムはリミットより600グラムも少ない71・9キロ。5月の初戦もリミット以下だったが、さらに400グラム軽かった。計量後はファン数人のサインの求めに応じると、そそくさとエレベーターで自分の部屋に戻った。インタビューは拒否したが、関係者を通じて「前回よりも余裕を持ってパスできて、気持ちにも余裕ができた。パスした時点で試合は始まっている。準備は出来ている」とコメントした。