同級王者ゾラニ・テテ(29=南アフリカ)が世界戦史上最短記録となる11秒でKO勝利した。挑戦者となる同級3位シボニソ・ゴニャ(南アフリカ)に対し、1回早々に右フックでダウンを奪取。カウントを数え始めたレフェリーが試合をストップし、11秒KO勝ちが成立し、初防衛に成功した。

 過去の世界戦では94年9月にオーストラリアで開かれたWBOスーパーバンタム級タイトルマッチで、王者ヒメネス(プエルトリコ)が17秒KOでゲイアー(オーストラリア)を倒した試合が最短KO記録とされていた。また96年1月にはIBF世界ミドル級王者ホプキンス(米国)が24秒TKOでフランク(ガイアナ)に勝利している。