今年9月のメイ・ヤング・クラシックで優勝したカイリ・セイン(29=宝城カイリ)がWWE加入後、初の王座戦でベルト奪取を逃した。前NXT女子王者アスカ(35=華名)が返上して空位となった同王座決定4ウエイ戦に出場したが、先にエンバー・ムーンに同王座奪取を許した。

 ムーン、ペイトン・ロイス、ニッキー・クロスとととにセインも意地をぶつけ合って好勝負を展開した。ムーンにチョップの連打、さらに行進ポーズからの串刺しスピアーで攻め込んだ。ロイスに捕獲され、タランチュラを決められるピンチもあったが、クロスとロイスがマットに倒れ込んだ好機に素早くトップロープへ。必殺のインセイン・エルボーも繰り出した。

 ところがムーンの横やりで惜しくも2カウント。その直後、ムーンがクロスから3カウントを奪ってしまい、セインは王座を獲得できなかった。善戦しながら王座を逃したこともあり、セインは試合後、自らのツイッターで「決してあきらめません」とさらなる飛躍を誓っていた。