GHCジュニアヘビー級選手権試合で、同級王者・原田大輔(31)が初防衛に成功した。同じユニット「ラーテルズ」に所属するタダスケ(31)の挑戦を受け、16分58秒、片山ジャーマンスープレックスホールドでフォール勝ちした。

 激しいエルボー合戦が続き、タダスケの小法師式ラリアットなどで追い込まれた原田はV1アームロックや腕ひしぎ逆十字固めの関節技で応戦。ニーアッパーとローリングエルボーでマットに倒すと、トップロープに両足をバウンドさせて1回目の片山ジャーマンをさく裂させた。ぐったりするタダスケを確認すると、続けて片山ジャーマンを決めて完璧な3カウントを奪った。

 初防衛に成功した原田は「普通にやったところで勝てないと思ったんでね」とトップロープを使った必殺技の成功にニンマリ。ただし次期挑戦者が登場しなかったことには「ノアジュニアはいつまでたっても静かすぎる。ずっと続いている課題でもある。そこを変えないとノアジュニアのポジションはそこで終わり」と厳しい口調でジュニア戦士の奮起を促した。