初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰するリアルジャパンが24日、都内のホテルで会見し、大鵬3世・納谷幸男(23)のプロ第2戦の相手が、雷神矢口との再戦と決まった。

 雷神矢口には、9月14日の後楽園大会で行われたデビュー戦で勝利を収めた。しかし、セコンドの介入など、場外戦に多くの時間が割かれたことに、試合を観戦した同団体の会長で初代タイガーマスクの生みの親、新間寿氏が激怒。今回の大会を新間氏がプロデュースする「原点回帰プロレス」と題し、新間氏が対戦相手を吟味した上で、雷神矢口に決定した。佐山は「前回の試合がプロレス的に悪かったわけではない。問題は場外乱闘のところだけ。12月7日の大会は、この2人を中心に回っていく」と期待を口にした。雷神矢口は「オレは決して昭和の仕掛け人・新間さんや、初代タイガーマスクの軍門に下ったわけではない。プロレスラーとしてアウトローでやってきたが、オレがやってきたスタイルこそストロングスタイル。オレのプロレスは対世間。そういう意味で、大鵬の孫と戦うことは大変おいしい。前回、納谷はオレに勝ったが、相当悔しい思いをしたのは納谷の方。ただ、前回の戦いでオレを本気にさせた納谷君を、今回は本気でたたきつぶすつもりでリングに上がります」と話した。対する納谷は「前回の試合は形的にボクの勝ちだが、内容として良かったかどうか。再戦では、前回のような試合をするわけにはいかない。ボクにとってもリベンジ。前回出せなかった技も出していきたい」と自信を見せた。