プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(25=BMB)が17日、都内のジムで練習を公開した。30日に横浜文化体育館で同級11位ヒルベルト・ペドロサ(25=パナマ)と2度目の防衛戦を控える。この日は元日本同級王者・堀川謙一(37=三迫)と2回のスパーリングに臨み、順調な調整ぶりを示した。

 来年1月初旬、大阪・堺市にある隠れた生ホルモンの名店を予約済み。「それをモチベーションに年末を戦いたいと思います」と満面の笑みをみせた。

 肉と言えば、5月の同王座奪取後には、知人の誘いで東京・西麻布の焼き肉店「けんしろう」で舌鼓を打った。10月の初防衛戦の前日計量パス後には、超高級牛肉弁当が届けられ、山形・雪降り和牛のシャトーブリアン、雪室で熟成させた牛タン、宮崎・尾崎牛のサーロインサンドイッチという3点セット(総額5万4000円)を口にしていた。拳四朗は「計量後にすぐ肉を食べても何も変わらない」と、胃袋の強さも強調した。

 10月22日の指名挑戦者ペドロ・ゲバラとの初防衛戦クリアから約2カ月半という短いスパンでのV2戦。11月28日から東京への出げいこを開始し、世界戦に備える。拳四朗は「試合で何かインパクトを残したい。今年最後のすごく大きいチャンス。生中継なのでKOでバシっといきたい」と言葉に力を込めていた。