メインのウエルター級5分5回の元王者対決は、元ライト級王者で今年に1階級上げたハファエル・ドス・アンジョス(33=ブラジル)が競り勝った。

 前同級王者で同ランク2位ロビー・ローラー(35=米国)と激突。フルラウンドの末、判定勝利をおさめた。

 序盤から打ち合いの展開で、2回には開始と同時にローラーから急襲され、連打も浴びた。ダメージを残しながらも、ドス・アンジョスは飛びヒザ蹴りをアゴに入れてケージに追い込み、力強いパンチの連打をさく裂させた。一進一退だった攻防戦を判定で制し、25分間の戦いを終えた。

 白星を挙げたドス・アンジョスは「とてもうれしい。今日は心から喜べる。ロビー・ローラーはレジェンドで、俺の手は痛くてたまらない」と激闘を振り返った。

 今後の野望についても付け加え「自分的には、この階級で一番タフな相手を打ち負かしたんだから、タイトル挑戦をもらってもいいんじゃないかな。この階級では3勝0敗。元王者だぞ。(同級王者)タイロン・ウッドリーとの試合が実現したら、俺がこの階級の王者になる」と、自信をのぞかせていた。