集大成は東京ドームで-。ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32)が15日、IBF世界スーパーフェザー級王者尾川堅一(29)、元2階級王者粟生隆寛(33=ともに帝拳)と沖縄県内で行っている合宿を公開。昨年10月に王座戴冠後の心境の変化を語り、「最終的には東京ドームで試合をしたい」と明かした。ヘビー級統一王者マイク・タイソン(米国)がタイトル戦で敗れた90年以来の開催を掲げ、国内ボクシング界の盛り上げに貢献する強い意志を示した。

 ◆東京ドームと格闘技 ボクシングでは過去2回あり、いずれもマイク・タイソンが世界戦を行った。88年3月21日にドームのこけら落としとして5万1000人を集め、タッブスに2回KO勝ち。2回目は90年2月11日で、5万1600人の観衆の前でダグラスに10回KOで初黒星を喫して王座から陥落した。国内で5万人を超えたのはこの2つの興行のみ。総合格闘技では97年から00年代前半にかけてPRIDEが行われた。プロレスは新日本が92年から毎年1月4日に大会を開いており、今年は3万4995人を集めた。