WBO世界ミニマム級王者の山中竜也(22=真正)が、3月18日に神戸ポートピアホテルで、同級4位のモイセス・カジェロス(28=メキシコ)と初防衛戦を行うことが決定した。阪神・淡路大震災から23年となった17日、神戸市内で会見し発表した。

 震災から3カ月後の95年4月11日に生まれた山中は「自分の試合を見て頂いて、少しでも勇気と感動を与えたい」と話した。

 真正ジムの山下正人会長(55)は「震災から23年。その年に生まれたのが山中ですので、何かの関係があるのでしょう。神戸で試合をして、地元の思いを伝えたかった。ここで真の世界チャンピオンだという姿を見せたい」と思いを語った。

 通算戦績は山中が17戦15勝(4KO)2敗。カジェロスは36戦28勝(16KO)7敗1分け。