17年度プロレス大賞授賞式(東京スポーツ新聞社制定)が18日に都内のホテルで行われた。式には人気沸騰中の新根室プロレスのアンドレザ・ジャイアントパンダも特別ゲストとして登場した。

 アンドレザ・ジャイアントパンダ(新根室プロレス)が、プロレス大賞の授賞会場をジャックした。特別ゲストとして参戦。3メートル、500キロの着ぐるみのパンダがステージに登場すると、会場では名だたるレスラーたちを押しのけて、人気を独占した。

 北海道根室市で活動するプロレス愛好団体所属。名前は米国で活躍した223センチの巨人、故アンドレ・ザ・ジャイアントさんにちなみ名付けられた。昨年7月デビュー戦のハルク豊満との試合が、SNSで話題に。巨体に似合わぬスピードで、通訳のサムソン宮本(53)によると「高速ヘッドバットと、アンドレザ・プレスが得意技」という。昨年11月放送のAbemaTVで元SMAPの香取慎吾らと共演、人気は全国区となった。今ではプロレス団体やイベントに引っ張りだこ。昨年11月には上野で、大日本にも参戦した。

 新根室プロレスは、銀行員や酪農家、漁師ら25人で年に3~4回興行をうつ、小さな団体だが、ジャイアントパンダの人気で、一躍全国区の知名度となった。ジャイアントパンダには彼女のティンティンがおり、「3月には子どもが生まれます」とステージで報告。その後は会場で記念写真の行列が絶えなかった。【桝田朗】