K-1スーパー・バンタム級王者武居由樹(21)が3月21日、久保賢司(28)と初防衛戦を行う。K-1実行委員会が21日、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで行う「ケーズフェスタ・1」(日刊スポーツ新聞社後援)での実施を発表した。

 昨年4月の同級王座決定トーナメント決勝で武居に判定負けした久保は「死ぬほど恥をかかされたので、リングを血の海にする。殺してやろうと思っている」と王座奪取を宣言した。一方、初代K-1MVPに先週選ばれたばかりの武居は余裕の表情。「4月の試合後も褒めたたえてくれたので(好戦的な言い方は)こういう場だけだと思っている」と得意のユニークコメントで会場の笑いを誘った。

 K-1実行委員会では当初、Krush55キロ王者寺戸伸近(37)にオファーしたが、「コンディション作りが間に合わない」と断られたため、トーナメントで準優勝し、11月に寺戸とのタイトル戦で激闘の末、惜敗した久保に白羽の矢が立った。

 武居は「去年、唯一倒せなかったのが久保選手。今回は(トーナメント決勝とは違って)無傷同士でやれるので、良い試合になると思う。リングをぐちゃぐちゃにはさせない。2018年もMVPを取るために、他のチャンピオンに負けない試合をする」と気合を入れた。