沖縄県の翁長雄志知事は20日、WBC世界フライ級タイトルマッチで2度目の防衛に成功した王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)と、元世界王者の具志堅用高会長(62)に県民栄誉賞を贈ると発表した。比嘉は同県浦添市、具志堅会長は石垣市の出身。授与式の日程は今後調整する。

 比嘉は4日の防衛戦で15試合連続KO勝利の日本記録に並ぶなど「県民に夢と希望と誇りを与えた」ことが理由。具志堅会長は1976年に県出身初の世界王者となり、13連続防衛の日本記録をつくった。当時、県に栄誉賞制度がなく、比嘉とともに授与することにしたという。