ニュージャパン杯決勝にひと足先に進出を決めた棚橋弘至(41)はセミのタッグ戦で、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ組と対戦した。

 先発を買って出ると、いきなりオカダと激しい攻防を演じた。試合は、パートナーのフィンレーが、オカダ組のチャッキーTを破り勝利したが、試合後には棚橋とオカダがリング上でにらみ合い。オカダからベルトを突きつけられ、挑発されたが冷静に対応した。

 16日の後楽園大会でジュース・ロビンソンを破り決勝進出を決めた後、観客席に向かい「もう1度新日本プロレスの頂点に立ちたい。いや、立つ!」と宣言しただけに、ニュージャパン杯優勝者に与えられるベルト挑戦権の照準は、オカダのIWGPヘビー級王座に定めているはずだ。

 棚橋は「このあと、しっかりザックとSANADAの試合を見届けますよ。アイム・レディー(準備はできている)。ニュージャパン杯を意識して、決勝を意識して、そのせいで今は無意識。よし、誰でも来い!」と、自らに気合を入れるように話していた。