ロウ無敗の「明日の女帝」アスカ(36)が、ロウ女子王者アレクサ・ブリス(26)とのノンタイトル戦で勝利を挙げた。ブリスのセコンドのミッキー・ジェームス(38)にも攻撃を受ける苦戦の展開が続いたが、アンクルホールドでブリスを捕獲。右足を徹底的に絞り上げるものの、ロープエスケイプで回避された。そのままジェームスとともにブリスが花道に逃げ込み、事実上の試合放棄。カウントアウト判定で白星を挙げ、無敗記録を更新した。4月8日の最大の祭典レッスルマニア34大会(米ニューオーリンズ)でのスマックダウン王座挑戦に向けて弾みをつけた。

 なお負けた王者ブリスは試合後、控室で陰口をたたき、傷つけてしまったナイア・ジャックス(33)に襲撃された。逃げ足の速く、フェンスを乗り越えてバックステージまで逃げ切り、カート・アングルGM(49)にジャックスが制御不能だと抗議。しかし同GMからはブリスの王者らしくない振る舞いを注意され「アレクサの発言を聞いたよ。だからナイアはアレクサとロウ女子王座をかけてレッスルマニアで対戦する」と命令。これでレッスルマニア34大会でブリスはジャックスとの防衛戦に臨むことが決まった。