K-1初代スーパー・フェザー級王者卜部功也(27)が20日、都内で会見し、2階級制覇を誓った。

 卜部功は21日、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催の「K-1 WGP 2018 ケーズフェスタ・1」(日刊スポーツ新聞社後援)で、ウェイ・ルイ(26=中国)の同ライト級王座に挑戦する。

 会見前の公開計量で、ルイが62・5キロのリミットをまさかの800グラムオーバー。再計量でも700グラム超過で、その後の減量を断念した。卜部功はリミットまで200グラムの余裕を残して一発クリア。この結果、ルイにペナルティーが課せられた上で、タイトルマッチのまま実施されることになった。

 ルイはファイトマネーの20%を没収され、試合の1回は1点減点、グローブはルイが10オンス、卜部功が8オンスで戦う。ルイは勝敗にかかわらず、試合後に王座は剥奪。卜部功は勝てば新チャンピオンとなるが、敗れた場合は王座空位として、新チャンピオンの決定方法は後日、K-1実行委員会で協議の上、決定する。

 この日、ルイの最初の計量失敗後、対戦相手抜きで会見した卜部功。「ここまで良いトレーニングができた。それを明日、ルイにぶつけて僕がベルトを巻きたい」と、しっかり前を向いた。

 卜部功は本命視された昨年2月の初代同級王座決定トーナメントで、ファンの期待を裏切る1回戦負け。その後、ケガにも悩まされたが、同年11月23日の試合で世界3位のクリスチャン・スペトゥク(28=ルーマニア)からダウンも奪うフルマークの判定勝ちで、挑戦権を得ていた。