21日にK-1史上初の3階級制覇を成し遂げた新スーパーフェザー級王者武尊(26=K-1ジム相模大野KREST)が一夜明けた22日、都内のホテルで会見に臨んだ。

 1万5000人の観衆が集結したさいたまスーパーアリーナのメインアリーナという大舞台でスーパーバンタム級、フェザー級に続く3本目のベルトを獲得。「長い興行だったのに最後まで、ほとんどのお客さんが残っていてくれた。K-1として、この舞台に戻ってこれてうれしかった。本当に幸せでした」と素直に喜びを表現した。 前夜は会場でのアフターパーティーの後、深夜0時にホテルに戻り、そのままスマホに届いた祝福のメッセージを今朝9時まで返信してから睡眠したという。会見後には会場に駆けつけたファンとの握手会も急きょ実施。ファンサービスも忘れなかった。

 またトーナメントでセコンドについてくれた同門の卜部兄弟(弘嵩、功也)にも感謝の言葉を口にした。弘嵩には同じトーナメントで初戦敗退した後に「一緒に勝ちたい」と準決勝から依頼。決勝からは第17試合でライト級王座を獲得した功也にもお願いした。高校卒業後の10年に鳥取から上京してから9年間、公私ともに面倒を見てくれた2人に支えられたことを明かし「プレッシャーがかかるけれど2人がいてメンタルが保たれた」と口にした。さらに「2人(弘嵩、功也)も巻いたベルトで、これで3人になったと言われ、すごくうれしかった」と満面の笑みをみせていた。