大日本プロレス根室大会は10日、北海道・根室市内で行われた。愛好団体・新根室プロレスに所属し、身長3メートル、体重500キロの巨体で人気を集めるアンドレザ・ジャイアントパンダが登場した。会場にアンドレザの名前がコールされると、詰めかけたファンから大歓声を浴びた。

 ハルク豊満のと対戦では俊敏な動きで試合を沸かせた。相手の3連発アックスボンバーでダウンする場面もあったが、会場からわき起こる「パンダ!パンダ!」の大声援で立ち上がると一転反撃に。アンドレザは得意の高速ヘッドバットでダウンを奪うと、5分21秒に必殺技「アンドレザプレス」を見舞い、ノックアウトした。

 試合終了後には3月に彼女ティンティンとの間に生まれた子ども「ラジャ・パンダ」が初お披露目された。そこに大日本プロレスのスタン小林が乱入。ベビーカーに乗った赤ちゃんパンダのラジャを強奪すると、リング上のアンドレザを挑発して、会場を去った。

 サムソン宮本マネジャー(52)は「まさか赤ちゃんが連れて行かれるとは。タクシーで逃げたと聞いた。警察に被害届を出す準備をしている。絶対に取り返します」と話した。アンドレザは13日の北海道・新得大会にも参戦する。