新日本プロレスは12日、マスクマンレスラーの第一人者であり、1980年代から長らく日本マット界で活躍してきたスーパー・ストロング・マシンの引退を発表した。6月19日の後楽園ホール大会で、「スーパー・ストロング・マシン引退セレモニー」を行う。

 公式ホームページで「今のコンディションではリングで闘うことは出来ず、今回はセレモニーという形で引退というケジメをつけさせて頂くことになりました」とコメント。当日は引退試合ではなく、引退セレモニーのみを行う。

 「現役生活の中ではさまざまなことがありましたが、悔いのないプロレス人生を送れたと思います。ファンのみなさんの応援があったからこそ、これだけ長く現役生活がおくれたと思います。みなさん、長い間、本当にありがとうございました! ギギギッガガガッ」と感謝も述べた。

 84年からストロングマシンというリングネームで、将軍KY若松をマネジャーにマシン軍団の一員として活躍した。ヘビー級のマスクマンとしては先駆的存在だった。

 85年の藤波辰爾戦で仲間割れし、その後はマシン軍団を脱退、スーパー・ストロング・マシンに改名。90年1月にブロンド・アウトローズの一員となり、12月にはヒロ斉藤とのタッグで第14代IWGPタッグ王座も獲得した。

 94年10月のタッグ戦で蝶野正洋と仲たがいしてマスクを脱いだこともあった。00年10月に6年ぶりに復活すると、獣神サンダー・ライガーとのタッグを結成するなど、活躍を続けていた。