タイトル戦線の生き残りをかけたライト級ランカー対決は、同級6位ケビン・リー(25=米国)が制した。メインイベントで同級5位エドソン・バルボーザ(32=ブラジル)と同級5分5回で対戦。5回2分18秒、TKO勝ちをおさめた。

 序盤こそリーがペースをつかんだものの、3回には回し蹴りを食らって倒れるシーンもあった。最終5回にはリーの攻撃によってバルボーザの右目周辺の腫れがひどくなり、多量の出血もあったことで、ドクターストップ。リーのTKO勝ちが決まった。

 試合前からメンタルの強さを勝敗のカギに挙げていたリーは「5ラウンドすべてを戦って、試合をちゃんと終えられるところを見せたかった。やり遂げたと思っている。この階級では俺が1番完成されたファイターだと思っている」と満足顔。対戦したバルボーザがライト級で最強の打撃テクニックの持ち主であること認めた上で「オレは自分が何でもやれるってことを見せたと思っている。どんな逆境だってはねのけられる。オレたち2人はこの階級でベストなファイター。オレがその2人の中で上だってことを示せた」と喜びを表現していた。