女子プロレスラーの浜田文子容疑者(本名アヤコ・バレンティーナ・ハマダ・ビジャレアル=37)が覚醒剤使用の疑いで逮捕されていたことが分かった。

 所属する女子プロレス団体団体WAVEが15日の新木場大会終了後、ファンに報告。その後、公式サイトで発表した。今月13日夕方に都内で「覚醒剤の自己使用」で逮捕されていたという。

 レジェンドレスラーのグラン浜田を父に持つ浜田は13日のセンダイガールズ大阪大会に出場を予定していたが「体調不良」を理由に欠場。メインカードだったセンダイガールズ・ワールドチャンピオンシップの防衛戦をせず、ベルトを返上していた。所属団体WAVEの発表によると、13日に浜田本人から欠場の申し出があり「その連絡内容が明らかに深刻な体調不良と判断されたため」団体として受け入れたという。

 しかし翌日14日朝、逮捕された浜田と面会した弁護士から詳細な報告を受け、事実関係を把握。二上美紀子社長は「違法薬物の使用は絶対に許されない重大な犯罪であります。(中略)現在は捜査の進展を見守っている段階でございますが、このような事実に対する当団体の断固たる姿勢を示すため、事実関係を早急に確認の上、浜田の犯罪の事実が明白となった時点で、即刻、厳正なる処分を行う方針です」とコメント。加えて「関係者の皆様、そしてファンの皆様に多大なご迷惑をおかけする事態となったことをおわび申し上げます」と団体トップとしての謝罪コメントを出した。

 浜田は98年8月、アルシオン後楽園大会でのキャンディー奥津戦でデビュー。米TNAなどを経て、12年からWAVEを主戦場としていた。17年にはメキシコAAA女子王座で最高峰となるレイナ・デ・レイナスを獲得していた。