ボクシングのダブル世界戦(25日、東京・大田区総合体育館)の予備検診が22日、都内で行われ、WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)が出席した。

 3度目の防衛戦は、同級1位の前王者ガニガン・ロペス(36=メキシコ)とのリマッチだが、癒やし系王者は終始リラックスした様子だった。ロペスとは昨年5月20日にベルトを奪取した時以来、1年ぶりのご対面にも「印象? う~ん特に…一緒ですね」と、うまいコメントが見つかられず、笑ってごまかした。

 決戦を3日後に控えているが、頭にあるのは、初防衛戦から続く“必勝ルーティン”だ。どの映画を見て、どのスイーツを食べるか-。映画は「今回は“豊作”です。選択肢が多い」と笑顔でスマートフォン(多機能携帯電話)をチェック。「アベンジャーズ(インフィニティ・ウォー)にしょうかな…いや、3時間ぐらいあるなあ~。ピーターラビットは…これ95分か」と自問自答。スイーツは「いいコッペパンの店見つけたんです」と、こちらは決めている様子。減量リミットまではあと1キロで順調という。何の気負いもなく、本番に近づいている。