中邑真輔(38)がヒールらしく、挑発的に試合形式を宣言した。

 6月17日のPPV大会(米シカゴ)でWWEヘビー級王者AJスタイルズ(40)との4度目の王座戦を「ラストマンスタンディングマッチ」に決めた。15日のロンドン大会でAJスタイルズとの前哨戦を制し「試合形式を決める権利」を獲得。この日、インタビュアーのルネ・ヤングの待つリングに入ると、王者から試合形式を早く決めるようにうながされると「ピローファイト(枕投げ)だ」と、まずは軽い“ジャブ”で挑発した。

 「条件なんてどうでもいい。どうせお前はオレに勝てない」といら立つAJスタイルズに対し、中邑から殴りかかって場外乱闘へと発展。パイプいすで痛めつけた後、キンシャサでたたき込んだ。倒れたままの王者に向け、自ら10カウントを数えて“KO勝ち”をアピール。最後はアナウンステーブル上に立ち上がって「ラストマン・スタンディング・マッチ」と告げ、リングを後にした。

 これで10カウントまでに立ち上がらなければ負けというKOでのみで勝敗が決まる試合形式となった。