中邑真輔(38)が電光石火の速攻で、US王座を奪取した。

 試合開始のゴング確認に入ったレフェリーの背後で、後方からUS王者ジェフ・ハーディを強襲。ローブロー(急所打ち)で大ダメージを与えると、動けないハーディにいきなり必殺のキンシャサをたたき込み、そのまま秒殺のフォール勝ちを収めた。不敵かつ余裕の笑みをみせ、ベルトを掲げてみせた。日本選手では佐々木健介、TAJIRIに続く日本勢3人目のUS王者となった。

 試合直後、中邑の目前に5月のPPV大会後、左ひざ内側半月板の手術を受けて長期離脱していたランディ・オートンがリングに登場。緊張感が走ったが、オートンは中邑ではなく、ハーディに対して急所攻撃。そのままリングを立ち去った。