新US王者中邑真輔(38)が「毒蛇」の乱入で反則判定ながらベルトを死守した。15日のPPV大会エクストリーム・ルールズで新王者となった直後に決まった前王者ジェフ・ハーディとのリマッチ。

 再戦権を行使した前王者の意気込みに対し、試合前の中邑はあくびをしながら「悲しいピエロだ。涙を隠すためにペイントしているんだ。今夜またピエロを泣かしてやる」と余裕の表情で腰にベルトを巻いて入場した。

 序盤いきなり狙った急所打ちかわされると、続いて片足のバック・スタバーからスライディング式キンシャサを成功させた。終盤にキンシャサを何度もかわされ、ハーディ必殺パターンのツイスト・オブ・フェイトからスワントーンボムを食らってしまった。王座陥落かと思われたところに、「毒蛇」ランディ・オートンの乱入で、ハーディが襲われて試合は反則判定。ベルトを守った形となった中邑はオートンの暴走に恐れをなしたようにバックステージへと消えていった。