負傷から復帰したばかりの「毒蛇」ランディ・オートン(38)が怖い。US王座戦に乱入すると大暴走。

 勝利寸前だった挑戦者ジェフ・ハーディをめった打ちし、耳元で「どうしてか知りたいか」と言いながらピアスの穴に指を入れてハーディの耳たぶを引っ張った。さらに投げ飛ばした後、実況席からのエレベートDDTでとどめを刺した。逃げた中邑に対しても「ナカムラはどうした?」と探していた。US王座戦は大荒れ。中邑-ハーディ戦は終わってみれば、毒蛇カラーだった。

 5月6日のPPV大会バックラッシュ後、以前から痛めていた左ひざ内側半月板の手術を受けたオートンは長期離脱を経て、15日のPPV大会エクストリーム・ルールズから復帰したばかり。このPPV大会でも中邑が秒殺フォールでUS王座を獲得した後にリングに登場。場外に出た中邑は距離を取りながらにらみ合いを展開した。リングに倒れ込んだハーディの股間にストンピングし、リングを立ち去った。今後のUS王者中邑との関係も気になるところだ。