昨年大みそかに引退表明したボクシング元3階級制覇王者井岡一翔(29)が20日、米国で現役復帰し、日本男子初の4階級制覇を目指すと表明した。都内で約7カ月ぶりの会見に臨み、米ロサンゼルスを拠点にカムバックすると発表。9月8日に米カリフォルニア州で開催予定のスーパーフライ級の強豪を集めた興行「Superfly3」で復帰戦に臨む。

 ◆引退から復帰し世界王座に返り咲いた主な王者 WBAミニマム級王者新井田豊は01年8月に同王座を獲得した直後、故障などを理由に引退し王座を返上。1年4カ月後に復帰し、04年7月、3年ぶりに同王座を再奪取。海外では6階級制覇王者パッキャオ(フィリピン)が16年4月のブラッドリー戦勝利後に引退発表も、約4カ月で復帰を表明。WBOウエルター級王者バルガスに挑戦して同王座を再獲得。元5階級制覇王者メイウェザー(米国)も08年6月に引退表明し、WBCウエルター級王座を返上。09年5月に復帰し同王座に返り咲いた。