昨年大みそかに引退表明したボクシング元3階級制覇王者井岡一翔(29)が20日、米国で現役復帰し、日本男子初の4階級制覇を目指すと表明した。都内で約7カ月ぶりの会見に臨み、米ロサンゼルスを拠点にカムバックすると発表。9月8日に米カリフォルニア州で開催予定のスーパーフライ級の強豪を集めた興行「Superfly3」で復帰戦に臨む。

 前所属の井岡ジム会長で父の一法氏は、大阪市内のジムで「4階級、5階級(制覇)を狙っていってほしい」とエールを送った。息子からは今月に入って直接、現役復帰の意向を聞いたという。昨年の引退時から「一翔は時間がたったら(ボクシングを)やり出すだろうなとうすうす思っていた」と胸中を察し、「一個人として試合に行ったり、試合前にスパーのチェックをしたい」と従来と違った形で支援していく。