前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が、元WWE世界ヘビー級王者レイ・ミステリオJr.と一触即発ムードを漂わせた。同じユニット「CHAOS」のSHO、YOHと組み、PROWRESTLER SENGOKUENBU、KUSHIDA、ミステリオJr.組と6人タッグで対戦。先発で出てミステリオJr.と対峙(たいじ)したオカダは上から目線で頭を小突いて風格を漂わせた。

 ローキックからスピード感あふれる動きのミステリオJr.のティヘラを浴び、レインメーカーも回避されるなど、素早い動きに翻弄(ほんろう)された。試合途中には必殺の619(シックスワンナイン)を繰りだそうとしたミステリオJr.に対して高い打点のドロップキックをたたき込んで「お返し」も忘れなかった。

 YOHをダイビングボデープレスで沈めたミステリオJr.との攻防に刺激を受けた様子のオカダは「ミステリオ、またやりましょう」と余裕の笑み。ミステリオJr.も「オカダとはシングルで戦いたいと思います」と希望した。

 またオカダは12年1月からマネジャーとして支えてくれた外道からの卒業も宣言し「外道さんに頼らずに1人でやっていきます。今回のG1も(セコンドに)ついてくれたのはゼロですかね。この夏で解散という形で」と独り立ちを口にした。オカダの横にいた外道も「もう必要ないよね。ずいぶん前から分かっていた。いい時期だよ」とエールを送っていた。