ボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトル戦の予備検診が14日に都内で行われた。

 同級王者岩佐亮佑(28=セレス)は身長が171・5センチ、リーチが181センチ。指名挑戦者の同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)を身長で5・5センチ、リーチで8・5センチ上回った。

 岩佐はV1戦よりも、それぞれ0・5センチと1センチ伸びていた。「向こうはくつも履いてたのに、予想より小ちゃかった。前回より背が伸び、手も長くなった。まだ成長過程にある」と強調した。相手とは初対面だった。「あまり見てないし、目は合わせてこなかった。最強挑戦者にしっかり勝てば、また強くなれる」と決意を口にした。リミットまですでに1キロを切り、「リラックスして試合に備える」と検診後からホテルに入った。

 ドヘニーは胸囲では95・2センチと、岩佐を7・2センチ上回った。岩佐とのサイズの差に「身長の差は利点にもなる。リーチの不足分はパワーで補う。自分のベストを尽くす。16日は岩佐にとって厳しい夜になる」。12日に婚約者レベッカさんと1歳の長男テオ君もシドニーから来日した。来日後にジムワークは1日だけで仕上がりも「100%」と王座奪取を確信していた。試合は16日に東京・後楽園ホールでゴングとなる。