新日本プロレスにも参戦した元WWF(現WWE)タッグ王者ジム“ジ・アンヴィル”ナイドハートさんが13日(日本時間14日)、出身地の米フロリダ州タンパで亡くなったと発表された。63歳だった。

 元NFL選手で、79年にカナダ・カルガリーでプロレスラーとしてデビュー。82年に新日本プロレスで初来日。85年からWWFと契約し、義弟ブレット・ハートとユニット「ハート・ファンデーション」を結成。87年にWWFタッグ王座を獲得すると、約9カ月間、同ベルトを守った。また90年の真夏の祭典サマースラムで同王座を再び奪取した。

 92年にWCWに主戦場を移し、同年8月には新日本プロレスの真夏の祭典G1クライマックス・NWA世界ヘビー級王座決定トーナメントに出場していた。WWE所属の女子レスラー、ナタリアの父でもあるナイドハートさん。13日に米グリーンズボロで開催されたロウ大会では、ナタリアの盟友となる元UFC女子バンタム級王者のロンダ・ラウジーが「ナタリア、強くあってください。みんなナタリアを愛しています」と追悼とエールを送っていた。