女子初のUFC(バンタム級)とWWEの両王者となった新ロウ女子王者ロンダ・ラウジー(31)が王座戴冠式でロウコミッショナーに関節技をきめて存在感を示した。

 リングサイドで女子選手たちが見守る中、コミッショナーのステファニー・マクマホンが登場。ステファニーは「ラウジーは史上初、UFCとロウ女子王座のタイトルを獲得した。私のビジネスプランのおかげ」と自画自賛。その後、ようやくラウジーがリングに呼び込まれた。

 上から目線の発言を続けるステファニーに反発するラウジーは、女子選手たちをリングのエプロンサイドまで上げた。「女子革命はここにいるみんなが主役。それに私は(防衛戦の少なかった前WWEユニバーサル王者)ブロック・レスナーじゃない。戦うチャンピオンよ」と決意を表明した。

 ステファニーから「だまされちゃダメ。ロンダはみんなの腕を破壊して1人でスポットライトを浴びるつもりよ」と皮肉を言われると、ラウジーは怒りを爆発。「腕を破壊するのはやられて当然の人だけよ!」と告げると、ステファニーを投げ飛ばして、必殺の腕ひしぎ逆十字固めで一蹴してみせた。