WBO世界フライ級タイトルマッチの予備検診が21日に名古屋市内で行われた。

24日に名古屋・武田テバオーシャンアリーナで、同級王者木村翔(29=青木)がV3戦で、同級1位田中恒成(23=畑中)と日本人対決する。木村は身長164・8センチで0・1センチ、首回り37・6センチで2・1センチ、胸囲85センチで1・8センチ、リーチ169・5センチで5・5センチと、サイズでいずれも田中を上回った。視力も左右とも1・5で上回ったが「体で勝負するわけではない。気にしない」と話した。

前日までに日サロに2回行き、髪もカットしてモノトーンのシルバーに染めた。決戦への準備を整え、この朝新幹線での名古屋入り。「減量も苦労しない」と体重もリミットにあと2キロという。「今日だけはおとなしくして、しっかり計量をクリアしたい」と1日だけ絶食する。敵地にも計量後の食事を楽しみにする。昼はうなぎのひつまぶし、夜はみそ煮込みうどんと決めている。名古屋メシを満喫して、リングでは田中を料理するつもりだ。