PRIDEなどに参戦したアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(42=ブラジル)が2年4カ月ぶりの勝利を挙げた。UFCとPRIDEでヘビー級王者となったアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを双子の兄に持つノゲイラ弟は、サム・アルビー(32=米国)とライトヘビー級5分3回で対戦。2回、力強い左オーバーハンドパンチを軸に殴り続け、アルビーにヒザをつかせたところでレフェリーストップ。同回1分0秒、TKO勝利をもぎ取った。

17年9月にドーピング違反が発覚し、1年ぶりにオクタゴンにカムバックしてきた。「このKOを毎日、イメージしていた。1日2回、思い描くこともあった。相手のことを思いながら寝起きしてきた」とKO勝利に酔いしれた。

試合前のインタビューでは、現役引退について質問され続けたこともあり「今回の試合を終えた今、みんなが考えを変えてくれていることを願いよ」と笑っていた。