スーパー・フェザー級スーパーファイトで、皇治(29)がスタウロス・エグザコスティディス(31=ギリシャ)に、延長の末、2-1で判定勝ちした。

前日の会見では、皇治がキューピー、スタウロスがバート・シンプソンという互いに「相手に似ている」と主張する人形を持ち込んでじゃれ合う場面もあったが、試合となれば実力者同士。1回から激しい打ち合いを見せた。皇治が右ローキックやワンツーを出すと、スタウロスも連打で応戦した。そして、互いに譲らず、3回を終えての判定では皇治の1-0で延長へ。最後は皇治がやや手数で上まわった。

試合後、皇治はリング上から「魔裟斗さんと(K-1を)盛り上げはったKIDさんが亡くなられて、リスペクトしてるから入場曲を使わせてもらいました」と説明。そして、「KIDさんに1つでも安心してもらえるよう、天心-堀口ええやないの。タケポンとこっちはこっちで盛り上げようや」とアピールした。さらに「12月は俺が勝つから、天心、堀口、相手したってもええで」の発言まで飛び出した。

前同級王者の大雅を昨年9月にKO、現王者の武尊には3月に判定で惜敗したスタウロスに勝利したことで、皇治が求める12月大阪大会での武尊との対戦がいよいよ現実味を帯びてきた。