メインイベントのヘビー級GP準決勝5分3回で、ライアン・べイダー(35)が、約11キロ重いマット・ミトリオン(40=ともに米国)を下し、GP決勝進出を決めた。

体重差をはねのけ、1回から積極的なタックルでテークダウンを成功。背後を奪い、頭部に拳を打ち込んだ。2回以降も打撃、グラウンドで優位に試合を進め、全ラウンドでチャンスに殴り続けた。3-0(30-25、30-25、30-24)という文句なしの判定勝ち。試合後は「殴り続けたよ」と満足そうな表情を浮かべた。

決勝進出を決めたベイダーは、翌13日(同14日)に米ニューヨーク・ロングアイランドで予定されるベラトール208大会で組まれている同級GP準決勝、元PRIDE同級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(42=ロシア)-元UFCトップファイターのチェール・ソネン(41=米国)の勝者と対戦する。ベイダーは「オレはこの競技が好き。ヒョードルと戦いたい」と“氷の皇帝”とのファイナルを希望していた。