ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が13日、同級3位ロブ・ブラント(米国)を迎える2度目の防衛戦のため、開催地の米国ラスベガスへ向かう成田空港で取材に応じた。

同地では過去2戦しており、合宿などでも多く訪れる土地。今回は王者という肩書を持って乗り込むが、「パッキングが大変でした。ベルトのスペース作りが」とリラックスした様子で切り出し、「(気持ち的には)そんなに差はないですね」と泰然とした。

現地は勝手知ったる場所で、「(食事も)気にするタイプじゃない。日本食レストランも知っているので。アゼルバイジャンでマトンばかりというのはさすがに、でしたが」とアマチュア歴も含めて、その経験値の多さを物語る。減量も残り2・5キロで、「機内でも水分をしっかり取りたい」と搭乗ゲートに向かった。