K-1スーパー・フェザー級王者・武尊(27)に皇治(29)が挑むタイトル戦が12月8日、エディオンアリーナ大阪で行われる。

「K-1 WGP 2018」(日刊スポーツ新聞社後援)での開催が正式に決まり、K-1実行委員会が13日、大阪市内のホテルで発表した。

会見に現れた2人は始めは互いに緊張した様子だったが、皇治が「俺の力で大阪にK-1とタケポン(=武尊)を持ってきた」と言うと、武尊が「俺の力じゃない」と否定。その後は次第にヒートアップした。

皇治は「タケポンはよう頑張ったと思うが、ダサいし、頭はトンガリコーン。そろそろ代わったる」と挑発。しかし、武尊は「スタウロス選手に勝ったので実力はある。僕の兄貴分の卜部弘嵩選手にも勝っているので、借りを返す」と王者らしく応じる。

すると皇治は「”9割むりやろ”と言われたこと(=武尊とのタイトル戦)が実現した。みんな9-1でタケポンが勝つと思っているが、俺は1で十分。大阪で全てを奪う」と語気を強めた。対する武尊は「僕の全てを奪うと言うが、僕を超えずにK-1は背負えない」と切り捨てた。

しかし、それでも皇治はひるまない。「俺には何も失うものがないので怖くない。全てを奪うので楽しみに」と言ってニヤリ。そして「せっかく大阪まで来てくれたからあげる」と、もんじゃ焼の金ぴかのコテを武尊に差し出した。これを武尊がはねのけ、一瞬、険悪なムードになったが、宮田K-1プロデューサーが間に入った。

武尊は最後にめずらしく興奮した様子で「こいつにK-1は背負えない」とまくしたてた。12月の本番まで今後も2人の言動に注目せずにはいられない。