12月15日に予定されるWBAスーパー、WBC統一世界ミドル級王者サウル・アルバレス(27=メキシコ)がWBA世界スーパーミドル級正規王者ロッキー・フィールディング(31=英国)に挑む王座戦の会見は17日(日本時間18日)、試合会場となるニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で開催された。ミドル級王座を保持したまま、3階級制覇を狙うアルバレスは「階級を上げる一戦は自分にとって新たな挑戦になる。フィールディングは背が高く、パワーもあるように見えるが、リスク覚悟で挑む。勝つこと、王座を奪うことが目標になる」と意気込んだ。

ミドル級が主戦場であることも強調し「自分の階級は160ポンド(ミドル級)だ。ミドル級で防衛戦にも臨む可能性はある。ただ3階級制覇で歴史を作りたい」とキッパリ。初めて格闘技の殿堂となるMSGのリングに立つこともあり「今後も何回も、ここで試合がしたい」と意気込んだ。

また動画配信サービスDAZNと、11試合で3億6500万ドル(約401億5000万円円)という大型契約を結んだことも合わせて発表された。これまでアルバレスは、ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)との2度目の対決まで大手ケーブル局となるHBOと契約していたものの、HB0のボクシング中継撤退を受けて放送局との契約交渉も注目を集めていた。