WWEは18日(日本時間19日)、公式サイトでジャイアント馬場、ジャンボ鶴田らと戦い「ケンカ番長」の異名をとったディック・スレーターさんが亡くなったと発表した。67歳だった。死因は心臓病だという。

スレーターさんは72年に米フロリダでデビュー。ファンク一家の米テキサス州で活躍した。テリー・ファンクそっくりのファイトで右利きのテリーとあだ名され、74年8月に全日本プロレスに初来日すると常連として通算17回来日し、善玉で人気を博した。80年春のチャンピオンカーニバルで、A・ブッチャーの反則攻撃で右目を負傷しながら決勝進出。鶴田に惜敗するも、女性や子どものファンに圧倒的な支持を受けた。86年、87年とWWEで活躍し、多くの王座を獲得した人気レスラーだった。