ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に参戦中のWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)は、来春予定の準決勝(米国開催濃厚)でIBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)と対戦することが決まった。

20日(日本時間21日)、米オーランドでロドリゲスが同級3位ジェイソン・マロニー(27=オーストラリア)に2-1で判定勝ちし初防衛に成功。試合を視察していた井上はリングに上がり、IBF王者とにらみ合った。

「来年戦うことを楽しみに、ワクワクしています」とリング上で自身初の2団体統一戦に臨める喜びを口にした井上は、視察後に「期待していたファイトに到達していなかった。前半のキレ、鋭いカウンター、そこを含めて対策を練っていきたい」と淡々と話した。また大橋会長は「とても強い王者の印象に変わりはない」と警戒していた。