第3代K-1スーパー・ライト級王座決定トーナメントで優勝を狙う大和哲也(30)が22日、名古屋市のALVE本部道場で練習を公開した。

11月3日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催の「K-1 WGP 2018」(日刊スポーツ新聞社後援)で行われる同トーナメント1回戦で、初代王者ゲーオ・ウィラサクレック(34)と対戦する。

トーナメントまで2週間を切り「今はラストの追い込みで、いいイメージで来ています。大会当日にベストの状態に持っていけるように仕上げます」と、公開練習では2分1ラウンドのミット打ちを行い、鋭いパンチとミドルキック、そして膝蹴りを繰り出した。

注目の一戦に向けて「サウスポー対策やゲーオの得意技を意識した練習をしています」という大和。ムエタイルールでタイ人のトップ選手たちとは何度も拳を交えており「やはりムエタイのタイ人は別格ですし、向かい合った時の距離感やタイミングは百戦錬磨。僕はそのトップ選手たちとやってきたので、彼らと肌を合わせてきたことは良い経験とキャリアになっている。ゲーオ選手はムエタイルールでもK-1ルールでも強い選手なので、試合が楽しみです」と気負いはない。

大和は1回戦のゲーオ戦に集中しつつ、準決勝・決勝も見据えている。「ゲーオ選手に勝たなければ次はないですが、ゲーオ戦にこだわりすぎずに対策を立てて練習している。今回は心技体のかけ算。心技体すべてを磨いて、心技体がそろう状態で11月3日を迎えたい」という。

「自分がベルトを巻くまでのストーリーを一喜一憂しながらイメージして日々過ごしています。自信も不安もすべてを含めてベルトを取ることが自分のサクセスストーリーです。ゲーオ選手と全力で戦って、3つ倒して勝ってチャンピオンになるイメージができているので、ぜひそれを見に来てください」。心技体がそろった過去最強の大和哲也がK-1スーパー・ライト級のベルトを狙う。