WWEは6日(日本時間7日)、米テキサスで一世を風靡(ふうび)したメキシコ出身の名プロレスラー、ホセ・ロザリオさんが、米国で亡くなったと公式サイトで伝えた。87歳だった。死因は不明。

ロザリオさんは、57年にメキシコでデビューし、59年に米国に進出。60年代は米フロリダを主戦場にスター街道を駆け上り、多くの王座を獲得した。69年にテキサス入り。技巧派のベビーフェースで、ジョニー・バレンタインらとテキサス王座を巡り抗争を展開。ここでも多くの王座を獲得し、ミル・マスカラスとのタッグで大人気を博し、ビッグスターとして君臨した。

72年3月に日本プロレスに初来日。70年代後半から80年代前半は、再び米テキサスで活躍した。84年に引退し、WWE殿堂入りのショーン・マイケルズ、タリー・ブランチャードらトップスターを多く育てた。96~97年にかけて、マイケルズのマネジャーとしてWWF(現WWE)でも人気ものだった。(デーブ・レイブル通信員)