キックボクシング界の「神童」那須川天心(20=TARGET/Cygames)がデビューから33連勝を飾った。内藤大樹(22)と57キロ契約3分3回で対戦し、左ストレートで2度のダウン、最後は左拳からの連打で3度目のダウンを奪い、1回1分59秒、KO勝利を飾った。

15年8月以来約3年ぶりの再戦を1回KO勝利で返り討ちにした那須川は大みそかの総合格闘技イベントRIZIN14大会(さいたまスーパーアリーナ)で控える元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとのエキシビションマッチについて言及した。

主な質疑応答は次の通り。

-あらためてメイウェザー戦決定

「ちょっと試合前から本当にあるのかないのか。昨日になってあると聞いて。何なのかと。ほぼないと思っていたので。これから考えたい」

-試合は予定通り決定

「どれだけ待っても順番がこない、どんなに追いかけてもたどりつけない相手と、このタイミングで戦えるのはすごい運を持っている。その運を実力に変えないと。日本人は誰も戦ったことがないですから。ボクサーでも戦えないメイウェザー選手と戦えるのですから。相手はなめてくるかもしれないけれど。死んでもいいぐらいの気持ちで戦いたい」

-3分3回でKOありというルール

「ルールとかは全然聞かされていなくて分からないですけれど。まあまあ(メイウェザー戦を)考えないようにしていたので。リングに上げちゃえばいいので」。

-エキシビションとのこと

「自分はそのつもりはないですよ。KOは狙いますよ」

-年末までの練習日程は

「まったく終わって、この試合に集中していたので」

-キックなしは

「それも、本当に考えていないので、分からないです」

-勝利後、試合までにいろいろあったと話していた

「もちろんそういう(メイウェザーの騒動)のは大きかったですけど。気にしていないつもりですけど」