第4代K-1スーパー・フェザー級王者の武尊(27)が9日、大阪市内で会見し、今後の格闘技人生への決意を新たにした。

武尊は前日、エディオンアリーナ大阪で行われた「K-1 WGP 2018」(日刊スポーツ新聞社後援)の同級タイトル戦で、皇治(29)に3-0で判定勝ちし、初防衛に成功した。そして、試合後のリングとバックヤード会見で、具体的な相手の名前は挙げないながらも、那須川天心戦に言及した。

この日、会見した武尊はまず、皇治戦を振り返り、「最初は憎しみをぶつけ合っていたが、(折れない)気持ちのぶつかり合い、なぐり合いができて楽しかった。初心を思い出した」と笑った。

そして、天心戦に改めて言及。「僕の気持ちとしては必ずやりたい。来年くらいにやれたら良いと思う」とビジョンを明かした。さらに「むこうがベストと言うなら、55キロでも落としますよ」と並々ならぬ決意も見せた。

「”逃げんなよ”とか、そういうことじゃない。実現させるために意思表示した」という武尊。これまで互いに「口撃」し合っていた過去に終止符を打った。後は天心の発言が待たれる。