空位だったUFC女子フライ級王座決定戦で、ワレンチナ・シェフチェンコ(30=キルギス)が新王者となった。

元UFC女子ストロー級王者ヨアンナ・イェンドジェイチェク(31=ポーランド)と王座を争い、フルラウンドの末、シェフチェンコが3-0の判定勝ちを収めた。手数の多いイェンドジェイチェクに対して的確なパンチで有効打を決め、テークダンも奪取するなど終始、試合ペースを握り続けた。

17年9月のUFC215大会でUFC女子バンタム級王者アマンダ・ヌネス(ブラジル)に挑戦したものの、1-2の判定負け。今年新設された女子フライ級に転向し、悲願の王座奪取となった。キックボクシング時代に3度対戦経験のある因縁の相手を下し、UFCベルトを巻いたシェフチェンコは「ようやくチャンピオンシップを制覇できて本当にうれしい。この瞬間を待ち望んでいたし、最高の気分よ。試合を受けてくれたヨアンナに感謝したい。彼女と戦えたことは光栄だった。彼女は真のプロフェッショナルでチャンピオン」と敬意を表した。

さらに「姉のアントニーナ、チームのみんなに感謝したい。これは私だけの努力じゃない。彼らの力でもある。彼らのおかげで私がいるの。応援してくれるすべての人に感謝している。やったわ」と感慨に浸っていた。