WWEで「明日の女帝」と呼ばれるアスカ(37)が、悲願のスマックダウン女子王座を獲得した。

日本女子ではWWE前身のWWF時代となる94年11月、ブル中野が獲得して以来、約24年ぶり2人目の快挙となった。

メインイベントで開催された女子初となるTLC(テーブル、ラダー、チェア使用可)形式の3WAYスマックダウン女子王座戦に出場。PPV大会での王座戦は、7月のエクストリーム・ルールズ以来、約5カ月ぶり。天井に吊されたベルトを奪った選手が王座をゲットできる。

前王者シャーロット・フレアー、現王者ベッキー・リンチとの三つどもえの対決はテーブル、はしご、いすを使った激しい攻防が繰り広げられた。

場外でテーブルが真っ二つに割れ、はしごが倒され、3人ともに大きなダメージを追った。フレアーとリンチの両者がはしごを登って争いを繰り広げると、ロウ女子王座戦で防衛成功したばかりのロンダ・ラウジーにはしごごと倒されて大の字に。そこに1人生き残ったアスカがはしごを登って、スマックダウン女子王座のベルトをつかんで新王者となった。

アスカは15年にWWEと契約。16年にはWWE傘下のNXT女子王座を獲得し、17年9月にロウに昇格し、今年1月の女子ロイヤルランブルでも優勝し、女子王座挑戦権を獲得。同4月のWWE最大の祭典レッスルマニア34大会で、当時のスマックダウン女子王者シャーロット・フレアーに挑戦して負けるまで、WWEでは267連勝をマークしていた。