スマックダウン女子王者となったアスカが、ビンス・マクマホン会長から祝福を受け、初防衛戦まで「プレゼント」された。

16日のPPV大会TLC(米サンノゼ)での同女子王座戦で死闘を繰り広げた前王者ベッキー・リンチ、元王者シャーロット・フレアーが先にリングに登場。ロウ女子王者ロンダ・ラウジーの介入で防衛しそこねたリンチから「ラウジーを私の前に連れてきてくれ。もう少しで防衛できたのにはしごを外された」と怒りを込めれば、フレアーは「ベッキーは私の後ろに並んで。ロンダは私から王座の機会を奪ったのよ」と口論になると、満を持してアスカが登場し「私がチャンピオンだ」とアピールして火に油を注いだ。

3人の舌戦を受けて姿をみせたのは、ビンス・マクマホン会長。「アスカ、王座奪取おめでとう」と祝福した後に王座戦を提案。直後に登場したアスカの盟友ナオミを挑戦者に迎え、そのまま初防衛戦が決まった。お互いを知り尽くす両者は一進一退の攻防を展開。ナオミの開脚式原爆固めをヒザで迎撃したアスカはアスカロック(羽根折り式胴絞め裸絞め)で捕獲すると、うまく回避されてヒップアタックを浴びた。

さらにスワンダイブ式で飛び込んで追撃を狙うナオミに対し、アスカはコードブレイカーを繰り出し、再びアスカロックで捕まえてギブアップを奪って勝利。マクマホン会長からの「プレゼント」を王座初防衛につなげ、「アスカ政権」の継続をアピールした形となった。