新日本プロレスのケニー・オメガ(35)が17日、都内で行われた「2018年度プロレス大賞授賞式」(東京スポーツ新聞社制定)に出席し、1月末で新日本プロレスを去ると明言した。

2月以降の活動に関しては「言えない。スケジュールはゼロ」と話し、心身を休めるため、しばらく休養するとした。オメガは今年1月4日の東京ドーム大会メインで棚橋弘至に敗れ、IGWPヘビー級4度目の防衛に失敗。以来、試合に出場せず、公の場にも姿を現していなかった。

2年連続のベストバウト賞の表彰で壇上に上がると、「悲しいことをいいたくないですが、来年はここにいないかもしれない。世界で活躍をみせて、また大きな会場でベストバウトを見せます」とあいさつ。会の終了後には報道陣の取材に応じ、15分超にわたって思いを語った。

1月4日、棚橋に敗れた後は、無言で東京ドームを去った。40分近い激闘を繰り広げ、ファンを熱狂させたその試合を「完全に負けたわけではない気がしている」と振り返り、「いつになるか分からないけど、また棚橋選手と戦いたい」と再戦を希望した。

これまで常に全身全霊をかけて試合に臨んでいただけに、体だけでなく「メンタルも弱っていた」。しばらく、日本とカナダを行き来しながら心身を休める予定で、「また強い姿をみせたい」と元気にリングに戻ることを約束した。

今月、大富豪トニー・カン氏がオーナーを務め、Cody、マットとニットのジャクソン兄弟らが参加する新団体オール・エリート・レスリング(AEW)が発足。オメガの参加も予想されるが、「友達の団体だから興味はある。サポートした方がいいとは思っている」と話すにとどめた。