ボクシング6階級制覇王者のWBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が、初防衛戦を果たした。挑戦者で元4階級制覇王者の同級6位エイドリアン・ブローナー(29=米国)に判定3-0で勝利した。

パッキャオの戦歴は70戦で61勝39KO7敗2分けとなった。

試合後、パッキャオは「ベストを尽くした。トレーニングキャンプの成果が出たと思う。神にこの能力をもらえたことに感謝します。今後はもっとアグレッシブにいきたい。キャリアが終わったと1度も思わなかった。今日も実力があることを証明できたと思う。40歳でも出来ます。7、9回はもう一押ししてKOさせたかったが、無理をするなと陣営から言われた。またリングに戻ります。やる用意は出来ている。メイウェザーでも。彼がやる気があるのならば」と話した。

判定で防衛したパッキャオ(AP)
判定で防衛したパッキャオ(AP)


パッキャオ判定
3-0
×ブローナー

ブローナーにパンチを放つパッキャオ(右)(AP)
ブローナーにパンチを放つパッキャオ(右)(AP)
ブローナーにパンチを放つパッキャオ(右)(ロイター)
ブローナーにパンチを放つパッキャオ(右)(ロイター)

【12回】 パッキャオが間合いを詰めに行くがブローナーは足を使ってパンチを回避しカウンターを狙う。しかしともに決定打を出せずにゴングが鳴り試合が終了した。判定3-0でパッキャオが初防衛を果たした。

【11回】 パッキャオは右ジャブから左を出す展開は変わらず。ブローナーもパンチをしのぎパンチを繰り出す展開は変わらず。

【10回】 お互いにパンチを出すが有効打なくラウンド終了

【9回】 パッキャオがワンツースリーを繰り出すがブローナーはガードで対応。残り30秒、相打ちからパッキャオが連打でロープに追い詰めるがゴングがなりラウンド終了

【8回】 会場内はマニーコール。ブローナーは持ち直し、お互いパンチを繰り出すが有効打には至らずラウンドが終了した

【7回】 パッキャオが足を使って前に出てパンチをだそうとするが、ブローナーはバックステップを使うなどしてかわす。残り1分をきりコーナーに追い詰めたパッキャオが連打を繰り出す。ブローナーはクリンチで逃げる。

【6回】 パッキャオは徐々に間合いを詰め、右ジャブから左ボディを繰り出す。ブローナーはパッキャオの出してきたパンチに合わせて左フックを合わせに行く展開。終了間際、ブローナーの右ジャブから左フックがヒットした

【5回】 ともにパンチを繰り出すが、有効打なくラウンド終了

【4回】 開始早々、ブローナーの左がヒット。パッキャオも前に出てパンチを繰り出す。パッキャオのパンチにブローナーが合わせてパンチを繰り出す展開が続く

【3回】 パッキャオは右ジャブから左ストレートを狙うがクリーンヒットせず。しかしガードの上から打ち込みロープに追い詰めると連打を繰り出す。ブローナーは集中してパッキャオのパンチをガードしカウンターを狙う。

【2回】 パッキャオは体を左右に振りブローナーのパンチをうかがう。パッキャオがブローナーをコーナーに追い詰めると会場内からは大歓声が起こる。残り1分を過ぎブローナーの右ストレートがパッキャオの顔をかすめた。

【1回】 最初にパッキャオが右ジャブで状況をうかがう。一方、ブローナーは足を止め打ち合う構え。2分頃パッキャオの左ストレートがヒット。パッキャオは前に詰めパンチを繰り出すが1R終了

試合前 ブローナーが入場する際の名前が呼ばれると会場内からはブーイング。花火が打ち上がるとラップの曲に合わせ入場。一方、パッキャオの名前が呼ばれると会場は大歓声。ロッキーの曲に合わせ入場した。